沈没1カ月、安全軽視社会に警鐘
【ソウル共同】韓国・珍島沖の旅客船セウォル号沈没事故から16日で1カ月となる。304人の死者・行方不明者を出した大惨事は、韓国社会の「安全軽視の風潮」に警鐘を鳴らし、不手際が目立った危機対応で朴槿恵政権は批判にさらされている。
旅客船が過積載を繰り返していたことなど、利益優先で安全を度外視した運航の常態化が発覚。捜査本部は、船長ら船員15人を業務上過失致死などの容疑で逮捕したほか、運航会社代表や検査業者らを次々に逮捕し、徹底的に責任を追及している。
海洋水産省と海運業界の癒着が、ずさんな安全管理体制の温床との指摘も噴出した。
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