【ドネツク共同】ウクライナのヤツェニュク首相は4月30日、5月25日に予定される大統領選に合わせて、地方分権などを問う国民投票の実施を検討していることを明らかにした。ロイター通信などが伝えた。
詳しい投票内容は明らかにされていないが、ウクライナの「領土の一体性」や「地方分権」を問うものになるという。連邦制の導入などを求めて東部で庁舎占拠を続ける親ロシア派に一定の配慮を示し、事態打開を狙ったとみられる。
東部で公的庁舎を占拠する親ロ派は、5月中旬に自治権拡大などを求める住民投票を実施する構え。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。