大手銀行5グループの2014年3月期連結決算で、純利益がリーマン・ショック後で最高だった13年3月期を上回り、合計2兆7千億円規模となる見通しであることが5日、分かった。景気回復で倒産する企業が減り、不良債権処理費用が大幅に抑えられたほか、株高で株式関係損益が改善した。
日銀が導入した大規模な金融緩和策をはじめとするアベノミクスを背景に、日経平均株価は13年3月末の1万2397円から14年3月末には1万4827円に上昇した。
この結果、保有する株式の評価損は大きく縮小し、上場投資信託(ETF)の売却益も膨らんだ。
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