政府は18日、日本が北西太平洋で行う調査捕鯨を、捕獲するクジラの頭数を減らした上で2014年度も継続して実施する方針を固めた。国際司法裁判所(ICJ)が3月に日本の南極海での調査捕鯨を国際捕鯨取締条約違反と判断したことを受けて検討してきたが、規模を縮小すれば問題ないと判断した。菅義偉官房長官が18日午後に発表する。
調査捕鯨の継続に関して「国際法違反になる」などとして政府内に慎重な意見があったが、日本が目指している商業捕鯨の再開への道を閉ざさないためにも、継続的に科学的データを集める調査捕鯨の中断は得策ではないとの判断に傾いた。
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