【ドネツク共同】ウクライナ東部ドネツク、ルガンスク両州で11日に予定されている住民投票は、自治権拡大ではなく分離独立の是非を問うことが7日までに分かった。両州の親ロシア派組織「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の幹部が7日までに、共同通信に表明。
両州では行政府を占拠するロシア系住民が実権を掌握しており、国家としての独立宣言に突き進む可能性が高い。ウクライナの政権側はさらに苦しい状況に追い込まれるとみられる。
ロシアのプーチン大統領は7日、ウクライナの政権と東部や南部の住民が直接対話する環境を整えるためとして、住民投票の延期を呼び掛けた。
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