【ワシントン共同】甘利明・環太平洋連携協定(TPP)担当相は17日、米首都ワシントンで、フロマン米通商代表と、TPP交渉の関税協議を本格的に始める。日本が関税撤廃の例外にしたいコメ、麦、牛・豚肉、乳製品、サトウキビなどの甘味資源作物の扱いを中心に、激しい応酬になるのは必至だ。
米国は日本の農業重要5項目の中で、対日輸出を増やしたい牛・豚肉の関税に強い関心がある。米国が保護したい自動車の問題も協議の焦点となる。安倍晋三首相とオバマ大統領による日米首脳会談での大筋合意を目指し、17日は終日をかけて、残された課題の解決に取り組む見込みだ。
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