【モスクワ共同】ウクライナのトゥルチノフ大統領代行とヤツェニュク首相は8日、共同声明を発表し、ウクライナ危機打開のため欧州安保協力機構(OSCE)が国民対話の場として提案した「円卓会議」を受け入れると表明した。
円卓会議には国内各地の全政治勢力の代表や市民、学識者ら幅広い層の参加を見込んでいる。ただ、共同声明は「血塗られた手を持つ者」は含まないと強調しており、親ロシア派勢力が武装解除し、公的庁舎の占拠をやめることが会議開催の条件だとの姿勢をにじませた。
円卓会議では地方分権や少数派の権利保護などの課題をいかに実現するかが議題となる。
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