【北京共同】中国英字紙チャイナ・デーリーは13日、大気汚染などの影響で北京市を訪れる外国人観光客が2009年から減り続けており、同市の外貨収入も減少、観光業界も危機感を強めていると伝えた。
同紙によると、ことし1~3月期に北京を訪れた外国人は80万人で、昨年同期に比べ10%減った。大気汚染のほかに食品安全問題や人民元高も影響したとみられる。中国全体でも外国人旅客数は10年の年間1240万人から昨年は1010万人まで減少した。
故宮博物院、万里の長城など北京の観光スポットには変化がなく、目新しさが薄れたことも外国人客の関心低下を招いているとみられている。
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