東大に毎年多数の合格者を出す私立開成高校(東京都荒川区)が来年度から、経済的に困窮した家庭の生徒に入学の機会を提供しようと、学費の免除を受験前に申請できる制度を始めることが17日、分かった。
開成高によると、合否が決まる前から申請できる制度は珍しい。担当者は「経済的条件で受験をあきらめていたような子どもに利用してもらいたい」と話している。
開成高は中高一貫の男子校だが、1学年約400人のうち約100人が外部から入学する。本年度は入学金30万円で、授業料は年間48万円、施設拡充資金は同12万円。OBからの寄付金を使い免除するという。
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