富岡製糸場、世界文化遺産登録へ
文化庁は26日、群馬県の「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界文化遺産登録を、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関が勧告したと発表した。6月15~25日にカタールで開かれる世界遺産委員会で正式に決まる見通し。国内14件目の世界文化遺産となる。自然遺産も含めた世界遺産全体では国内18件目となる。
世界文化遺産は登録数の増加に伴い審査が年々厳しくなっているとされるが、ユネスコの諮問機関は「19世紀末期に、養蚕と生糸産業の革新に決定的な役割を果たし、日本が近代工業国に仲間入りする鍵となった」と評価した。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。