米、比と新軍事協定に合意
【マニラ、クアラルンプール共同】米国とフィリピンは、フィリピンへの米軍派遣拡大を図る新軍事協定に合意した。有効期間は10年間で、延長も可能。オバマ米大統領のフィリピン訪問直前の28日午前に署名し、アジア重視戦略の成果として同盟深化をアピールする。両国高官が27日、明らかにした。
米軍は1992年までにフィリピンから撤退し基地も返還したが、協定署名によりフィリピンに回帰する。南シナ海の領有権争いで中国との対立が先鋭化するフィリピンは米軍の派遣拡大を抑止力としたい考えだが、中国側の反発は必至だ。
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