【北京共同】超党派の日中友好議員連盟会長の高村正彦自民党副総裁は5日午後(日本時間同日夕)、中国共産党序列3位の張徳江全国人民代表大会常務委員長と北京の人民大会堂で会談した。両氏は沖縄県・尖閣諸島や靖国神社参拝をめぐり激しく応酬。高村氏は安倍晋三首相の意向を踏まえ、11月に北京で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の際の首脳会談を提案した。張氏は「習近平国家主席に伝える」と述べた。
安倍政権が2012年12月に発足した後、自民党幹部と習政権の最高指導部が直接、対話するのは初めて。両氏は関係改善や議員交流活発化の必要性で一致した。
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