沈没船乗員、着替えて乗客偽装か
【ソウル共同】韓国の旅客船セウォル号沈没事故で、乗客を船内に置いて逃げたとして逮捕された船の乗員らが、救助の船に乗り移る直前に作業服を着替えていたことが検察などの合同捜査本部の3日までの調べで分かった。捜査関係者が明らかにした。一般の乗客を装う目的だった疑いが強いが、乗員らは着替えた理由の供述を拒んでいる。
また乗員らは沈没前に計7回、運航会社、清海鎮海運の幹部らと電話で連絡を取り合ったが、乗客退避に関する話は一度も出なかったことも判明。捜査本部は、乗員らが乗客の救護努力を一切しなかった疑いがあるとみて追及している。
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