政府は25日、東京で28日から開催される卓球の世界選手権団体戦に参加する北朝鮮選手団13人に査証(ビザ)を発給した。北朝鮮の核・ミサイル問題などを受けて北朝鮮籍保有者の入国を原則禁止している。北朝鮮による核実験準備の可能性が指摘されているが、スポーツと政治的問題は切り離すべきだと判断し、特例として認めた。26日に来日する予定だ。
北朝鮮のスポーツ関係者へのビザ発給は、2012年12月の第2次安倍政権の発足後は初めてとなる。
関係者によると、13人のうち8人が選手、残りは監督やコーチら。24日に北朝鮮から北京入りし、日本大使館で25日にビザを受け取った。
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