日本政府は、8月上旬にミャンマーで予定される東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)閣僚会議に北朝鮮の李洙ヨン外相が出席した場合、岸田文雄外相との日朝外相会談開催を打診する方向で検討に入った。李氏は金正恩第1書記と近いとされる。日本人拉致問題の進展をにらみ、解決への取り組み強化を外相レベルでも求める狙いとみられる。日本政府関係者が11日、明らかにした。
会談が実現すれば、2012年4月の金正恩体制発足以降、両国間で最もハイレベルの接触となる。岸田氏は核開発計画に関しても、放棄に向けた具体的行動を早急に取るよう求める考えだ。
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