新たな万能細胞とされたSTAP細胞の論文問題で、小保方晴子氏の不正を認定した理化学研究所調査委員会の委員の論文に、画像の切り貼りなど加工の疑いが指摘されていることが1日、分かった。
調査委では、委員長だった石井俊輔上席研究員の論文に画像の切り貼りが見つかり、委員長を辞任している。
新たに指摘があった調査委員は、理研の古関明彦グループディレクターと真貝洋一主任研究員、東京医科歯科大の田賀哲也教授。
2003~11年に発表された論文のうち、古関氏が責任著者を務めた4本や、石井氏と真貝氏の共著の1本、田賀氏が責任著者である2本の計7本に指摘があった。
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