岐阜県立東濃高校(同県御嵩町)の遠足で使う大型バスの手配ミスを隠すため、JTB中部(名古屋市)多治見支店の男性社員(30)が、生徒を装い、自殺を示唆して遠足中止を求める手紙を学校に届けた問題で、同校は30日、偽計業務妨害容疑で被害届を可児署に出し、受理された。
早野稔教頭は取材に「教職員は生徒が心配で必死に対応に追われた。なぜこうした行為に及んだのか、捜査で明らかにしてほしい」と話した。
学校側は、自殺をほのめかす手紙が届いた後、全職員を緊急招集し、約6時間にわたって全生徒に電話をかけるなど通常業務を妨害されたとしている。
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