TPP、大筋合意の見通し立たず
安倍晋三首相は19日夜、環太平洋連携協定(TPP)交渉について菅義偉官房長官、甘利明TPP担当相と東京都内の私邸で会談した。政府関係者によると、甘利氏はワシントンで開かれた日米協議の結果について「前進したが、まだ開きがある」と報告した。安倍首相からは「主張すべきは主張して、引き続き交渉加速を」との指示があったという。
日米は21日に東京で事務レベル協議を開き、24日の日米首脳会談に向けて打開策を探る。
甘利氏は19日午後に成田空港に到着後、首脳会談で大筋合意できる見通しがあるかと記者団に問われ「そこまでまだ至っていない」と述べた。
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