【珍島共同】韓国南西部沖の旅客船「セウォル号」沈没事故で、韓国政府の対策本部は20日、セウォル号が事故当時に珍島海上交通管制センターと交信した内容を公開した。管制センターがセウォル号に「船長が判断して脱出させて」と促すなどの生々しい状況を記録。交信は約30分後に途切れ、船員らが乗客の救護を放棄し、先に脱出した様子もうかがえる。
セウォル号は、16日午前8時48分に事故原因とみられている急旋回を行ってから約20分後の午前9時7分、センターとの交信を開始。既に沈没が始まっており「海洋警察を早くお願いします」と救助を要請した。
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