不正「有機」が横行、JAS違反
日本農林規格(JAS)法で定められた有機食品ではないのに「有機」と表示し、2011年11月~13年11月に農林水産省が同法違反で指導した事例が182件あったことが20日、分かった。ほかに、福島県産を他県産とした同法違反が18件あったが、同省はいずれも業者名などの詳細を公表していない。
共同通信による農水省への情報公開請求で分かった。食品の不正表示が相次いで指摘される中、食品表示への消費者の関心が高まっており、十分な情報公開が求められる。
有機と表示するには第三者機関の認証が必要で、表示がない食品より価格が高いものが多い。
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