16年度も物価2%上昇予想へ
日銀の黒田東彦総裁は15日、安倍晋三首相と会談し、2%の物価上昇目標の達成が難しくなれば追加的な金融緩和も辞さない構えを示した。日銀は30日に発表する中長期的な物価見通しで、2015、16年度とも2%程度を維持するとの予想を示す方向だ。ただ市場には目標達成に懐疑的な見方も多く、消費税増税後の動向次第で追加緩和圧力が高まりそうだ。
菅義偉官房長官は15日午後の記者会見で、「首相から(追加緩和を)要請した事実はない」と話し、政府が追加緩和に踏み切るよう圧力をかけたとの見方を否定した。
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