橋口三郎氏が死去 水俣原告団長
水俣病第3次訴訟の原告団長を務め、問題解決に尽力した橋口三郎(はしぐち・さぶろう)氏が4日午前4時43分、肺炎のため熊本県水俣市の病院で死去した。88歳。鹿児島県出身。葬儀・告別式は6日午後0時半から鹿児島県出水市明神町205、ルミエールこめのつで。喪主は長女松田(まつだ)まりさん。
熊本、鹿児島両県の八代海(不知火海)で漁師をしていた時に水俣病を発症した。1980年に原因企業チッソ以外に、国や熊本県の責任を初めて問う第3次訴訟の原告団長に就任。82年に水俣病と認定されたが原告団長として闘い続け、87年に熊本地裁で勝訴した。
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