韓国船事故で大統領が初めて謝罪
【ソウル共同】韓国の朴槿恵大統領は29日の閣議で、南西部・珍島沖の旅客船セウォル号沈没事故をめぐる政府や当局の初動対応に不手際があったと認めた上で「多くの貴い命が失われ、国民に申し訳なく心が重い」と謝罪した。朴氏が同事故で謝ったのは初めて。韓国では政府の事故対応に対する批判が強まっていた。
救助チームは同日、新たに16人の遺体を収容し、死者は計205人となった。
朴氏は「過去から積み重なった弊害を正すことができず、このような事故が起きて無念だ」と表明。大型事故の際に政府の対応を統率する「国家安全所」(仮称)を新設する考えを明らかにした。
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