サントリーホールディングス(HD)が米酒造大手のビーム社(本社イリノイ州)の買収後に酒類事業の本社機能を米国へ移すことを検討していることが、19日分かった。
ビーム社の世界的な販路を活用し、国際展開に本腰を入れる狙い。日本の国内市場の縮小傾向を受けて、海外市場の開拓を進めたい考えで、北米を含む先進国だけでなく、新興国でもウイスキーなどの販売を強化する方針だ。
サントリーHDは1月に総額約160億ドル(1兆6千億円余り)で買収すると発表。5月上旬ごろまでに買収手続きを終える予定で、ビーム社を子会社化し「ビームサントリー」と社名を改める。
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