【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領は17日、国民とのテレビ対話で、ウクライナ情勢の政治解決を優先する立場を強調する一方、軍事介入の可能性に含みを残した。5月25日のウクライナ大統領選の結果を承認しない可能性も示し、同国の連邦化などロシアの要求を通すために圧力を強めた。
大統領はウクライナ情勢に絡んでロシア上院から付与された海外派兵の権限を「行使しないで済むことを強く望む」と語った。また「政治と外交」で問題を解決するべきだと主張した。
17日開催の4者協議の枠組みを尊重しながらも、東部への侵攻という選択肢を残すことで、交渉を有利に運ぶ思惑とみられる。
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