辺野古着手、秋に前倒し検討
政府が、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設計画をめぐり、来年春ごろの着手を見込んでいた同県名護市辺野古沿岸部での代替施設建設に向けた工事を今年秋に前倒しする方向で検討していることが分かった。11月にも実施される県知事選の前となる可能性がある。政府関係者が10日明らかにした。
普天間飛行場に関し、仲井真弘多知事が求める「5年以内の運用停止」の実現を目指す姿勢を前面に打ち出すのが狙いだ。政府筋は取材に「代替施設に向けた工事に年内に入りたい。着手が知事選の前か後かは、事前調査などの結果次第だ」と語った。
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