【バンコク共同】政治混乱が深まるタイの国家汚職追放委員会(NACC)は8日、失職したインラック前首相について、政権の目玉政策だったコメ買い上げ制度をめぐり職務怠慢があったとして、上院に弾劾手続きを求めることを決めた。
インラック氏は7日の憲法裁判所の判決で、高官人事への介入が違憲とされ失職したばかり。上院の結論次第では、憲法裁判決で禁じられなかった政治活動を5年間、禁止される可能性があり、政権にはさらなる打撃となった。
コメ買い上げ制度は、政府が農民から市場価格より高値でコメを買い取る仕組み。
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