TPPで日米協議続行
甘利明・環太平洋連携協定(TPP)担当相は25日、東京で記者会見し、TPPの日米協議が大筋合意に至らなかったことを明らかにした。「進捗はあったが、大筋合意ではない」との認識を示し「全体での間合いは縮まった」とも述べた。
日本が関税を守りたい農産物の重要5項目のうち、特に難航している牛肉と豚肉の扱いを中心に溝が埋まらなかった。甘利氏は「日米間の重要な懸案について道筋を確認した」と強調。
日米が連携しTPP交渉を早期妥結に導くことが重要と指摘し「他の参加国との協議を加速していく」と語った。
甘利氏は24日中の発表が見送られた共同声明に関し「調整中」と述べた。
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