旅客船沈没、食堂や客室捜索難航
【珍島共同】韓国の旅客船セウォル号沈没事故で、海洋警察などの救助チームは21日午後、客室などから新たに23遺体を収容し、死者は計87人、安否不明者は計215人となった。政府は鄭ホン原首相が安否不明者の家族代表らと協議した上で、大型クレーン船による船体引き揚げ作業方法の検討など事前の準備を始めた。
救助チームは事故当時に修学旅行の高校生が多数いたとみられる船内の食堂の捜索を試みたが、浮遊物が障害となり食堂のドアを開ける作業が難航した。
事故6日目の同日は天候が良好で潮、捜索の進展が期待されたが、生存者の情報がなく、家族らは悲しみに包まれた。
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