安倍晋三首相と日銀の黒田東彦総裁は15日、首相官邸で、消費税増税後の日本経済への対応をめぐり会談した。黒田総裁は会談後、記者団に対し、日銀が掲げる2%の物価上昇目標の達成に支障を来す恐れがあれば「ちゅうちょなく金融政策の調整を行うと首相に報告した」と説明した。
黒田総裁は「目標達成に向け、その道筋を着実にたどっている」と述べ、追加的な金融緩和策に関する首相からの要請は「特になかった」と語った。
安倍首相と黒田総裁が官邸で会談するのは、昨年の6月と12月に続いて3回目。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。