南シナ海情勢で中国けん制
【ネピドー共同】東南アジア諸国連合(ASEAN)は11日、ミャンマーの首都ネピドーで首脳会議を開き、中国とベトナムの艦船衝突で緊迫する南シナ海情勢などを討議。関係国に自制と武力の不使用を要請するとした「ネピドー宣言」を採択した。
首脳会議に先立って10日に行われた外相会議では、南シナ海情勢に「深刻な懸念を表明する」との声明を採択し、中国に自制を促した。首脳レベルの宣言でも、最近の中国の動きを念頭に、名指しは避けながらも「緊張を一段と高めるような行動を控えるよう要請する」と中国をけん制した。
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