知事が「美味しんぼ」描写批判
福島県の佐藤雄平知事は12日、講演のため訪れたさいたま市で取材に応じ、小学館の「週刊ビッグコミックスピリッツ」の漫画「美味しんぼ」で、福島第1原発を訪れた主人公らが原因不明の鼻血を出すなどの描写があった問題について、「風評被害を助長するような印象で極めて残念」と批判した。
12日発売号では、井戸川克隆前福島県双葉町長が「福島県に住むな」と発言したり、福島大准教授が「福島を広域に除染して人が住めるようにするなんてできない」と話したりする場面も登場する。
これについても知事は「県民が一丸となり、全国から復興を支援していただいている時で、残念で遺憾」と述べた。
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