TPP日米の溝、埋まらず
環太平洋連携協定(TPP)交渉の日米協議を担当する大江首席交渉官代理は22日、米国との事務レベル協議を終えて記者会見し、農産物と自動車の関税をめぐる交渉が行き詰まっていることを明らかにした。溝は大きく、24日の首脳会談までに隔たりを埋めるのは「簡単ではない」と説明した。
大江氏は22日、カトラー次席通商代表代行と約8時間にわたり協議した。首脳会談での大筋合意に向けて妥協点を見いだすのが狙いだったが、不調に終わった。
フロマン米通商代表はオバマ大統領に同行し23日に来日する。甘利明TPP担当相と首脳会談前に会談し、閣僚間で打開策を探る可能性もある。
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