東京地裁は16日、インターネット上の仮想通貨ビットコインの取引所マウントゴックスを運営していたMTGOXが申し立てた民事再生法の適用申請を棄却し、保全管理命令を出した。即時抗告できるが棄却が確定すれば破産手続きに移行する。
関係者によると、再生計画案作成の見通しが立たないことなどが棄却の理由とみられる。
マウントゴックスは2月25日から取引を停止し、28日に民事再生法の適用を申請した。再生申し立て時の発表で、不正アクセスのために保有していた計約85万BTCが消失したと説明。資産総額約38億円に対し、負債総額が約65億円に上る債務超過に陥ったとしていた。
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