宮城沖の調査捕鯨開始
宮城県三陸沖のミンククジラを対象とした調査捕鯨船4隻が26日、同県石巻市の鮎川港を出発した。北西太平洋で行う調査捕鯨の一環で、国際司法裁判所が3月、「日本の南極海捕鯨は国際捕鯨取締条約違反」とする判決を言い渡してから初めての出港。例年より警備態勢を手厚くしたが、懸念された反捕鯨団体の妨害はなかった。
判決を受け、政府は2014年度の南極海での調査捕鯨を断念。一方、捕鯨継続を求める強い意見もあり、鮎川港や釧路港(北海道釧路市)などを拠点とする北西太平洋では、捕獲総数をこれまでの380頭から210頭程度と4割以上減らした上での継続を決めた。
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