金融庁が全ての地方銀行と第二地銀の計106行を対象に一斉に検査を始めたことが25日、分かった。経営規模などに応じて銀行を4グループに分け、将来の収益力をどう確保するかなどを検証する。金融庁は地銀に生き残りに向けた経営努力を求めており、再編を促す可能性もある。
金融庁は昨年9月、複数の金融機関に対し共通の経営課題を同時に検査する新たな手法を導入した。みずほ銀行の暴力団融資問題を受け、大手銀行3グループには昨年11月、法令順守態勢などを検証するための検査に入った。
今回の検査は、地銀と第二地銀の全行を対象に初めて実施する。
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