中国の成長率7・4%
【北京共同】中国国家統計局は16日、1~3月期の実質国内総生産(GDP、速報値)が前年同期比7・4%増だったと発表した。成長率は2013年10~12月期の7・7%から鈍化し、世界経済のけん引役として期待されてきた中国経済の減速が鮮明になった。2四半期連続の下落で、12年7~9月期以来の低水準となった。
今年の通年の成長率目標である7・5%も下回ったが、習近平指導部は成長率の確保を絶対視せずに、経済の構造改革を重んじる方針を打ち出している。ただ米国に次いで世界第2の経済規模を持つ中国の景気減速は世界経済の不安材料になりそうだ。
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