農林水産省は15日、高病原性の鳥インフルエンザが発生した熊本県の養鶏場で、専門家チームが行った現地調査の概要を公表した。発生場所の鶏舎の金網が複数の箇所で破損していたほか、側壁にはネズミなどが侵入可能な隙間があったと指摘した。
ただ消毒対策や野鳥などの侵入対策が一定程度は施されており、この農家の対策が「他の農家と比べて劣っているわけではない」と説明した。
調査は農水省の職員を含む専門家5人で実施した。13日に養鶏場を訪問し、経営者からも聞き取り調査した結果、鶏舎を覆う金網のほか、出入り口の扉のネットや防鳥ネット、側壁などに隙間があった。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。