オウム菊地被告が無罪主張
1995年の東京都庁小包爆弾事件で殺人未遂ほう助罪などに問われた元オウム真理教信者菊地直子被告(42)の裁判員裁判の初公判が8日、東京地裁(杉山慎治裁判長)であり、菊地被告は「薬品は運んだが爆薬の原料とは知らなかった。事件に使われるとは想像もしていない」と全面無罪を主張した。
一連のオウム事件で裁判員裁判は2件目。19年前の事件で物証は少なく、当時の被告の認識が最大の争点になる。判決は6月末に言い渡される。
菊地被告は法廷で「爆薬が作られたことは事実。大けがをされた方には、申し訳なく思っている」と述べた。
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