笹井氏「STAPは最有力仮説」
新たな万能細胞とされたSTAP細胞の論文問題をめぐり、共著者の一人で理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の笹井芳樹副センター長(52)が16日、東京都内で記者会見し、論文が疑惑を招いたことを謝罪した上で「STAP現象は現在最も有力な仮説と考える」と述べ、STAP細胞が存在する可能性を強調した。
理由として「STAP細胞を前提にしないと説明できないデータがある」と説明。一方で論文は撤回するのが適切との考えを表明し「論文の信頼性が損なわれた以上、真偽の判断には予断のない再現検証が必要だ」と、理研が進める検証実験に期待を示した。
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