韓国客船救出作業、時間との闘い
【珍島、ソウル共同】韓国南西部の珍島沖で起きた旅客船沈没事故で、韓国当局は17日、船内に空気が残る「エアポケット」と呼ばれる空間で不明者が生存していることに望みを懸け、機材で船内に空気を送り込む作業に着手した。生存環境を広げ潜水士が船内に入るまで時間を稼ぐ狙いだが、事故発生から30時間以上が経過し、救出作業は時間との闘いになっている。
韓国政府によると、17日までに20人の死亡が確認され、276人が行方不明。
救助された運転手の男性によると、16日朝の浸水開始時、3階の食堂には修学旅行中の高校生がいた。急速な浸水で脱出が難しい状況になったとみられる。
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