沈没前の指示要請、操舵室が無視
【ソウル共同】韓国の旅客船セウォル号沈没事故で、客室乗務員が沈没直前に無線で「乗客をどうすればいいのか」と操舵室に指示をあおいだのに、操舵室にいた乗員から無視されていたことが10日までの合同捜査本部の調べで分かった。操舵手らが供述したという。
また、捜査関係者は業務上過失致死容疑などで逮捕したイ・ジュンソク船長(68)らを殺人罪で起訴することを「念頭に置いている」と話した。
沈没直前に客室乗務員は乗客の退避が必要だと感じ、繰り返し操舵室に指示を求めていたとみられる。操舵手は客室乗務員の声が無線機から聞こえていたが何の措置も取られなかったと供述した。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。