宇宙でも乾燥昆虫の変態を確認
宇宙でも昆虫が幼虫からさなぎを経て成虫へと変態することを、重力がほとんどない国際宇宙ステーションで確認したと、農業生物資源研究所(茨城県つくば市)などの研究グループが15日、発表した。ステーションで日本人初の船長を務める若田光一さん(50)が、日本実験棟「きぼう」で実験した。
使用したのは、アフリカの乾燥地帯に生息する乾燥に強いハエや蚊の仲間の昆虫「ネムリユスリカ」。研究グループは、乾燥させてステーションに運んだ幼虫100匹に水を与えた。3時間後には大半が動き始め、2週間後には、6匹のさなぎと1匹の成虫を確認した。
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