房総に17メートルの津波と解析
1677(延宝5)年に千葉県房総沖を震源とする延宝房総沖地震で発生した津波の高さが、同県銚子市の沿岸の一部で約17メートルに達していたとの解析結果を、東北学院大や東北大などのチームが古文書や津波堆積物の調査などから4日までにまとめた。波が陸をさかのぼる「遡上高」も最大20メートルに達したとみられる。
政府の中央防災会議は、ほぼ同じ震源域で起きると想定される房総沖地震が首都圏や周辺の太平洋沿岸に大きな津波をもたらすと警戒している。記録では津波が、宮城県から愛知県にかけての広い範囲を襲ったとの記述もあるが、正確な津波高は分かっていない。
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