日米両政府は24日、安倍晋三首相とオバマ米大統領による首脳会談を受け、共同声明の発表へ調整を続けた。環太平洋連携協定(TPP)交渉の早期妥結に向け、両国の閣僚間や事務レベル、与党内で詰めの話し合いを急いだが、日本が「聖域」とする農産物重要5項目のうち特に牛・豚肉の関税で折り合わず、協議は難航した。これに伴い共同声明の発表もずれ込んだ。
甘利明TPP担当相は24日午後、フロマン米通商代表と東京都内で会い、農産物や自動車関税の扱いで大詰めの協議を再開。協議後、記者団に「前進はあったが、まだ課題は残されている。引き続き協議を続ける」と述べた。
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