【ジュネーブ共同】緊迫するウクライナ情勢の打開を目指し、米国、ロシア、ウクライナ、欧州連合(EU)の4者が17日、スイスのジュネーブで初の外相級協議を開き、暴力に訴えることを控え、外交解決を目指すことを柱とする合意文書を採択した。4者は今後も協議を継続する。ロシアのラブロフ外相が終了後の記者会見で明らかにした。
米国はウクライナ東部で庁舎占拠を続ける親ロシア派の武装解除を最優先課題と位置付けていたが、ラブロフ氏によると、合意文書は占拠庁舎を明け渡すよう親ロ派に求め、米側の要求が受け入れられた。同氏は会見で、ロシアに軍事介入の意思がないことも重ねて確認した。
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