東京湾干潟で新種のカニ発見
千葉県立中央博物館などの研究チームは5日までに、東京湾の干潟で新種のカニを発見したと学術誌に発表した。同県木更津市の盤洲干潟で発見したため「バンズマメガニ」と命名したという。
同博物館によると、マメガニ属の一種で、色は黄色みを帯びた褐色。甲羅は高さ約7ミリ、幅約13ミリで、甲羅の隆起や雄の生殖器の形態が、他のマメガニ属のカニとは異なる。
ゴカイの仲間が海底に作った深さ50センチ~1メートルの巣の中に生息し、2010年から12年の調査で雄と雌の計4匹を発見した。4月下旬に学術誌に論文を発表し、新種と認定された。
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