滋賀県警が事件の摘発件数を帳尻合わせする不正をしていたことが29日、分かった。県警が明らかにした。三重県警が捜査を終えていない事件を「解決した」と警察庁に報告していたのが発端で、両県警は公電磁的記録不正作出などの疑いを視野に調べている。
滋賀県警によると、昨年5月、大津北署が覚せい剤取締法違反の疑いで男を逮捕。その後の捜査で、この男のDNA型が2010年6月に三重県松阪市であった窃盗事件の現場に残されていたものと一致、窃盗の疑いで再逮捕した。
滋賀県警が警察庁に事件の摘発を報告しようとしたところ、既に三重県警が「解決済み」と報告していた。
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