米、農業壊滅の決断求めず
【ワシントン共同】甘利明・環太平洋連携協定(TPP)担当相は17日、安倍晋三首相がオバマ大統領に「日本の農業が壊滅的な打撃を受けるような政治決断はできない」と伝えたことを、米首都ワシントンで明らかにした。甘利氏によると、米側は「そのような政治決断を求めるということではない」と応じた。首相は3月にオランダ・ハーグで、オバマ氏に考えを述べた。
米国が日本の農業に配慮する姿勢を示したことが明らかになったのは初めて。TPP交渉の日米関税協議が、前進する可能性が出てきたが、なお予断は許さない。
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