親ロ派の東部2州「独立」を支持
【ドネツク、ルガンスク共同】ウクライナ東部ドネツク、ルガンスク両州の親ロシア派組織は12日、11日に実施した住民投票で「国家としての自立」が圧倒的多数で支持されたとする公式結果を発表した。両州は民意を根拠に事実上の独立へと動きを加速させるとみられる。ウクライナは国家分断状態に陥った。
ウクライナのトゥルチノフ大統領代行は12日、住民投票に「法的な有効性はない」との声明を発表。これに対し親ロシア派の後ろ盾であるロシアの大統領府は同日、結果を尊重すると表明した。ウクライナ政権を支持する欧米諸国とロシアとの緊張もさらに高まる見通しだ。
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